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お知らせ

2020.4.9

教育用備品4300万円分の寄贈に対して長門市より感謝状

お知らせ

弊社で実行しているSDGs活動の一つとして昨年度も教育格差是正のための教育用備品4300万円分の寄贈をおこないました。

昨年度の寄贈は、電子黒板36台、パソコン146台、デジタル教科書2教科77本、ニーズに基づいた特別支援学級さん向け備品64、という内容でした。

これにより、弊社と長門市様とでの複数年の連携の結果、電子黒板が合計146台となり、長門市内の全小中学校の全学年に電子黒板が配備されました。
それに対して、長門市長より感謝状の贈呈がありました。

(贈呈式の社長挨拶)
この度は、感謝状を賜り、ありがとうございます。

ヤマネ鉄工建設では、以前よりSDGsの流れに沿うように、様々な分野への寄付や投資を行ってまいりました。その総額は、直近10年間で約90億円となりました。その活動において、弊社は、陰徳を積むことを旨とし、最近まではこの様な表彰を賜ることを辞退申し上げておりました。

しかし、長門の将来を一企業なりに見据え、社会貢献の観点から、弊社に続く企業様ヘの啓蒙になれば幸いであると最近では考える様になり、この度の感謝状を賜ることといたしました。

さて、今回、市内の教育用備品の寄付におきましては2つポイントがございます。

まず第一に、特別支援学級さんへの寄付においては、各クラスに在籍していらっしゃる皆さんの個性あるいはハンディキャップに多様性があり、画一的な寄付は無意味であることから、全てのクラス毎に”今”必要な備品を複数挙げていただき、それにお応えすることにいたしました。

そして第二に、世界あるいは日本において、様々な地域格差が存在する中で、長門において質の高い学びの機会が提供されることは、地域格差に起因した学力格差をマイルドにすることが出来るのではないかという思いでした。
これに対する一つのアプローチが、全小中学校の全学年に電子黒板とパソコンそしてデジタル教科書を配備することでした。
様々な角度からの検証で、それらは間違いなくその一助になると確信しております。

電子黒板の導入につきましては、近年、長門市としても強力に押し進められ、表現が適切ではないかもしれませんが、行政とヤマネとの二人三脚によって、この度これが成しどけられたことは感慨深くもあります。

是非とも、これら備品を情熱を持った先生たちにご活用いただき、子供たちの基礎学力が全般的に底上げされ、そしてその子供たちがその先における人生上の選択肢を増やせることに繋がれば幸いと存じます。

選択肢の中から、多くの子供たちが都会に出ることを選ぼうともそれは全く問題ないと考えています。
きっと、その中の何人かは、今回の様な社会貢献の意義に気付かれ、それに沿った生き方をされるようになり、それが社会をより良い方向に導く一つの力となると信じているからです。そして、さらに一部のメンバーは、色々なことを学び経験した結果として長門に帰ってくるかもしれません。
おそらく、その様なメンバーが次世代の長門をけん引してくれると信じております。

子供たちの未来は、いつも明るい時ばかりとは言えません。
それは私も含めて大人はみんな知っている通りです。
しかし、長門の子供たちが、質の高い学習機会を享受できるとすれば、人生の先々に待ち構える暗闇において、それが、小さいながらも懐中電灯のあかりくらいになるのではないでしょうか。

私たちヤマネ鉄工建設は、ここにご列席の皆様と共に、子供たちに対して人として正しい生き方を実践する大人のあり方を示せるようにこれからも精進したく存じます。

そして、最後に、現場で大変にご苦労を重ねておられる全ての教職員の皆様に感謝申し上げ、そしてご列席の皆様の益々のご隆盛をお祈りし、お礼の挨拶とさせていただきます。

ヤマネ鉄工建設株式会社
代表取締役社長 山根正寛

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