Sグレードとは
性能評価とSグレード(SUPER GRADE)
◆「性能評価」
建築基準法第68条26(構造方法等の認定)第3項に基づく業務であり、鉄骨製作工場において製作された鉄骨溶接部の性能について、同法施行規則第1条の3(確認申請書の様式)第1項に規定されている国土交通大臣の認定を受けるために必要な評価の審査を行うものです。
この性能評価業務は、国土交通大臣の認可を受けた「性能評価業務規程(性能評価基準を含む)」に基づき、実施され、適合工場には性能評価書が交付されます。鉄骨の性能評価を取得した工場は、国土交通大臣の審査を経て、大臣認定工場になりますが、そのメリットは次の通りです。
①鉄骨溶接部の性能が保証される
②しっかりした検査体制が担保される
③耐震性に優れた鉄骨を提供できる
④鉄骨製作工場の信頼性が高まる
⑤中間検査・完了検査への対応も安心できる
◆「Sグレード」
性能評価は国土交通省が指定する評価機関によって5年ごとに行われます。
評価のための審査は、学識経験者などの評価員・調査員による書類及び工場実態調査を経て厳正に行われ、この審査結果に基づき、下位から上位にJ・R・M・H・Sの5段階(グレード)で評価されます。
①鉄骨溶接部の性能が保証される
②しっかりした検査体制が担保される
③耐震性に優れた鉄骨を提供できる
④鉄骨製作工場の信頼性が高まる
⑤中間検査・完了検査への対応も安心できる